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台湾は、国際基準とルールを満たした上で福島第1原発の処理水放出を行うよう日本に求める方針を示した。国際原子力機関(IAEA)が「国際的な安全基準に合致する」と評価する報告書を受け、台湾はこれまで3度にわたって視察団を日本に派遣している。

(台北中央社)東京電力福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出について、国際原子力機関(IAEA)が「国際的な安全基準に合致する」と評価する報告書を公表したのを受け、外交部(外務省)は6日、政府として今後も引き続き日本に対し、国際基準とルールを満たした上で放出を行うよう求めていく方針を示した。
処理水の海洋放出を巡り、台湾はこれまで3度にわたって視察団を日本に派遣している。台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会の陳志任(ちんしにん)副秘書長は6日の記者会見で、外交部として日本と密に意思疎通と調整を行っていくと述べた。
(呉昇鴻/編集:名切千絵)