2023-07-05 経済

台湾の航空会社、旅行・宿泊業者と連携 訪日旅行の販売に注力

注目ポイント

台湾のスターラックス航空と星野リゾートが連携し、航空券と宿泊施設がセットになったスキープランの販売を発表。北海道と東北のプランを設定。台湾のライオントラベルもタイガーエア台湾と手を組み、岩手県花巻や北海道函館に向けてチャーター便を運航。旅行需要が高まっている。

スターラックス航空の航空機(facebook.com/starluxairlinesから)

(台北中央社)新型コロナウイルスの水際対策緩和を受け、台湾で海外旅行への関心が高まっている。航空会社や旅行・宿泊業者はこれに着目し、双方が連携した訪日旅行プランの販売に注力する動きが出ている。

スターラックス(星宇)航空は4日、星野リゾートと提携し、航空券と宿泊施設の利用がセットになったスキープランの販売を発表。冬の高価格帯旅行需要に照準を合わせた。北海道のプランの他、同社が4月に開設した仙台線を利用した東北のプランも設定する。

また大手旅行会社、ライオントラベル(雄獅旅遊)傘下の旅天下も、格安航空会社(LCC)のタイガーエア台湾(台湾虎航)と手を組み、岩手県花巻や北海道函館に向けてチャーター便を運航している。花巻便は週2便、函館便は週4便の設定だ。

同社は、5月に運航を始めた函館便の平均搭乗率は9割を超えていると説明。運航期間は当初の10月までから来年3月末までに延長する方針で、今後増便の可能性も排除しないとしている。さらに日本の別の都市に就航する可能性も示した。

同社では日本以外にもベトナムのダナンやフーコック島などを含む東南アジアへのチャーター便を利用したプランを設定。団体旅行商品では第4四半期(9~12月)まで予約が入っており、来年の旧正月(2月10日)前後の連休の問い合わせも入り始めているとしている。

(江明晏/編集:齊藤啓介)

 

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