注目ポイント
2023年の「アジアのベストレストラン50」は、2019年の新型コロナウイルス蔓延以降、初めて関係者を集めての授賞式となり、受賞シェフや美食家、メディア関係者たちが出席し注目を集めた。
2023年の台湾レストランのランキングは、全体的に昨年よりやや順位を下げた。2022年に45位だった「JL Studio」、57位だった「祥雲龍吟」、99位だった「小樂沐Le Côté LM」が、今年はすべてランク外となり残念な結果となった。
アジアベストレストラン50 第1位は誰の手に?
ランクインした台湾のレストランについて知った後は、全体の中でのトップ3についても見ていこう。今年の第1位はバンコクのミシュラン1つ星レストラン「Le Du」、2位は東京の「Sézanne」、3位はバンコクの「Nusara」となった。
その中での「Le Du」のシェフ、ティティッ・タッサナーカチョン(シェフ・トン)もSNS上で関係者らと喜びを分かち合い、タイ人シェフとして初めてナンバーワンに輝いたと述べた。
今回の受賞は彼にとって大きな意味があり、家族、レストランのチームメンバー、パートナーである農家や漁師たちのサポートに感謝したい、と綴った。「"アジアのベストレストラン50 "は、単なるランキングの賞ではなく、飲食業界や料理愛好家にとって、それは親密な家族であり、コミュニティである」。この賞がタイの若いシェフたちの新しい扉を開き、夢が実際に叶うチャンスがあることに気付いてもらえることに期待をしている。
「Le Du」のティティッ・タッサナーカチョンシェフと「MUME」の林泉シェフは東区の路地に共同で1軒のタイの家庭料理屋「baan」を開店し、地元の食材を使った本格的なタイ料理を幅広く提供している。もし興味があれば、レストランを訪れて、2人のシェフが一緒に作る素晴らしい味を体験してみてはいかがだろうか。
※アジアベストレストラン50リスト
Le Du(バンコク)
Sézanne(東京)
Nusara(バンコク)
Den(東京)
Gaggan Anand(バンコク)
Odette(シンガポール)
Florilège(東京)
La Cime(大阪)
Sorn(バンコク)
Narisawa(東京)
Labyrinth(シンガポール)
Sazenka(東京)
大班樓(香港)
Villa Aida(和歌山)
Mosu(ソウル)
Masque(ムンバイ)
Meta(シンガポール)
福和慧(上海)
Indian Accent(ニューデリー)
Ode(東京)
Zén(シンガポール)
Sühring(バンコク)
Onjium(ソウル)
Burnt Ends(シンガポール)