注目ポイント
米国家安全保障会議(NSC)のキャンベル・インド太平洋調整官は今週、米国、英国、オーストラリア3か国の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」が進める先端技術分野の協力で、「他のパートナー国とも連携する用意がある」と発言。参加に関心を示す国々と協議を始めていることを明らかにした。
ただ、「第1の柱」について豪ABCニュースは、「米国の造船所が自国海軍のため多くの潜水艦の増産に追われる中、果たしてオーストラリア用に複数のバージニア級原子力潜水艦を建造し、融通することが可能なのかという疑問は残る」と指摘する。
ギルデイ作戦部長は、「オーストラリアへの潜水艦をいつどのようにして配備できるか、まだ正確に答えることはできない」と述べ、「それが過剰生産になるのか、米軍の在庫分なのかは分からない」と続けた。同氏は米国が造船能力を増強しているものの、「今後の困難を過小評価はしていない」と語った。
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