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中国軍の台湾侵攻を想定した軍事演習「漢光39号」実動演習において、F16V戦闘機やC130H輸送機が台東県の民間空港、台東豊年空港で離着陸や装備の装着訓練を行う予定であることが明らかになった。演習は来月24日から28日まで実施される。

(台北中央社)中国軍の台湾侵攻を想定した軍事演習、「漢光39号」実動演習が来月24日から28日まで実施される。情報筋は23日、演習時にはF16V戦闘機やC130H輸送機などが東部・台東県の民間空港、台東豊年空港で離着陸や装備の装着訓練を行う予定だと明かした。
この情報筋によると、同県の空軍志航基地には、今後米国から購入したF16Vが66機配備される予定で、訓練は戦時にバックアップとなる空港の対応力を検証することが目的だと説明。すでに台東空港では事前の準備が行われたという。
元空軍副指令の張延廷さんは中央社の取材に、戦時になれば東部の空軍基地などは中国軍の攻撃を受ける恐れがあると指摘。台東空港は滑走路の長さが2438メートルあり、F16やC130の離着陸には十分だとの見方を示した。また過去にはF5戦闘機の部隊が一時的に台東空港に駐留した例もあると語った。
(游凱翔/編集:齊藤啓介)