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台湾のバドミントン選手、戴資穎が米国の選手を破り、台北オープンで女子シングルスの優勝を飾った。これで戴は大会史上最多の5度目の優勝を果たした。戴は来年現役を引退するとしているが、「この盛り上がりが冷めることはないと信じている」とコメントした。

(台北中央社)BWF(世界バドミントン連盟)ワールドツアー・台北オープンは25日、台北市内で女子シングルスの決勝戦が行われ、台湾の戴資穎(タイ・ツーイン)が米国のベイウェン・ジャンを2―0のストレートで破り、優勝した。昨年に続く2連覇で、大会最多となる5度目の優勝となった。
この日、会場には約2000人の観客が詰めかけた。試合を終えた戴はラケットをプレゼントしようと観客席に向かって高く放り投げ、ファンを喜ばせた。
戴は報道陣の取材に対し、自身が2012年に同大会での初優勝を手にしてから過去11年間で「台湾のバドミントン界の雰囲気は確実に良くなった。見る人もやる人もバドミントンに関心を寄せる人も増えた」とコメント。自身が来年、現役を引退したとしても「この盛り上がりが冷めることはないと信じている」とも語った。
2021年東京五輪の女子シングルスで台湾人選手として初めて銀メダルを獲得。最新の世界ランキングでは4位に入っている。24年末に現役を退く意向。
(黎建忠/編集:楊千慧)