注目ポイント
2023年5月に、台北、台南、高雄にまたがる計8店舗の新店舗の追加が決定している。それぞれのレストランに個性があるので、まだ食べたことがない人はすぐに予約を!ミシュランの審査員と自分の好みが似ているかどうか確かめてみてください
編集:蔡曉萱
ミシュランは年間の星付きレストランの発表とは別に、毎月第二水曜日に月間で選ばれたレストランを定期的に発表し続けている。2023年5月に、台北、台南、高雄にまたがる計8店舗の新店舗の掲載が決定しており、それぞれのレストランの特色と、先進的な台湾の味を紹介する。
台北#01:Cha Cha Thé Cuisine

© Photo Credit: CHA CHA THÉ Cuisine
ミシュラン審査員のコメント:「壁には、磚茶、棚には本やティーセットが飾られ、優雅で心地よい空間が広がっている。シェフは、アジアの食材とフレンチの技法を融合させたフランス料理を専門としている。ランチタイムには、お客様が自由に組み合わせを選べる3~5品のセットメニューがあり、夜には季節のセットメニューが用意されている。」
#02:INITA

© Photo Credit: INITA
ミシュラン審査員のコメント:「"イタリア""ニッポン""台湾 "を組み合わせた店名は、3つの食文化の融合を意味する。日本人シェフは、地元の食材を使った一つのセットメニューを通して、3つの地域に対する理解と関心を示している。例えば、メインの《再看見台灣》(台湾再発見)は、ドキュメンタリー映画「天空からの招待状(原題:看見台灣)」の田園風景を鴨肉や鴨飯で再現したものだ。」
台南
#03:城邊真味炒鱔魚專家

© Photo Credit:城邊真味炒鱔魚專家
ミシュラン審査員のコメント:「1970年創業で、50年以上の歴史があり、甘酸っぱい味わいのタウナギ炒めが看板メニューだ。また、タウナギ炒め麺もここの人気料理である。」
#04:三好一公道當歸鴨

© Photo Credit:米其林
ミシュラン審査員のコメント:「このお店は、当帰(※せり科の多年草本で漢方に用いられる)と鴨の麺が有名で、中でも当帰と鴨脚の麺が一番人気だ。スープは当帰やさとうきびと一緒に煮込んでいるので、ほんのり甘い;毎日新鮮な野菜や鴨肉を買い付け、それらを柔らかくなるまで煮込み、歯ごたえのある紅麵線と絡めると風味を生かした、シンプルで飽きのこない一品になる。」
#05:沙淘宮廟海產

© Photo Credit:米其林
ミシュラン審査員のコメント:「100年近く続く、‘’昔ながらの味‘’の台湾料理を提供。細切れ豚肉とご飯を炒めたケチャップライスを卵で包んだオムライスは、幼少期を思い出す甘酸っぱさがあり美味しい。台湾風トンカツは黄金色に輝き、カリッとした食感で、ポテトサラダと一緒に食べるととても美味しい。無添加の特製ダレも人気の秘密だ。」
高雄
#06:貳哥食堂

© Photo Credit:米其林
ミシュラン審査員のコメント:「客席スペースはこじんまりとしており、メニューはヘルシーな台湾家庭料理で、友人との集まりに最適。看板メニューはサンマのやわらか煮で、その名の通り、魚の骨を食べやすい柔らかさになるまで煮込み、新鮮な身に甘いソースを添えて食べごたえのある一品に仕上げている。」