2023-06-23 ライフ

台北映画祭、ギデンズ・コー監督の新作で開幕 ビビアン・ソンらキャスト勢ぞろい

注目ポイント

台北映画祭が22日、ギデンズ・コー(九把刀)監督の「請問,還有哪裡需要加強」(Miss Shampoo)で開幕した。

上映会に出席したギデンズ・コー監督(右から4人目)、キャストのチュンフォン(同3人目)、ビビアン・ソン(同2人目)ら(台北映画祭提供)

(台北中央社)台北映画祭が22日、ギデンズ・コー(九把刀)監督の「請問,還有哪裡需要加強」(Miss Shampoo)で開幕した。会場にはコー監督の他、ヒップホップグループ「玖壱壱」(ナイン・ワン・ワン)のチュンフォン(春風)やビビアン・ソン(宋芸樺)、クー・チェンドン(柯震東)ら主要キャストが勢ぞろいし、開幕を盛り上げた。

ヤクザの男性が敵に追われている際に理髪店に迷い込み、シャンプー担当の女性と運命の出会いを果たす―という物語。ギデンズの小説「精準的失控」を映画化した。ヤクザの男性をチュンフォンが、シャンプー担当の女性をビビアンが演じた。

上映は台北市の中山堂で行われた。コー監督は、同作で描きたかった愛は、ヤクザの兄弟同士の愛情に近いものだったと明かした上で、彼らのリアルな生活を表現するには飲み屋や賭博場、グレーゾーンなどの場面が必要かもしれないものの、今作は「純情映画」であるため、アニメのような形で登場人物を表現したと話した。

「請問~」は台湾で来月28日公開。映画祭は同8日まで。

(王心妤/編集:名切千絵)

 

 

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