2023-06-19 政治・国際

日本のシンクタンク、台湾有事想定の机上演習を来月実施 台湾が初参加へ

注目ポイント

台湾有事を想定した日本戦略研究フォーラムの机上演習に、台湾の専門家が初めて参加することが決まった。米国の専門家も参加する見通しで、共同作戦や戦闘管理についてもシミュレーションを行うとされる。

昨年7月に行われた国軍の定例演習「漢光38号」の実動演習(中央社資料写真)

(台北中央社)シンクタンク「日本戦略研究フォーラム」が来月中旬、東京都内で開く台湾有事を想定した机上演習に台湾の専門家が初めて参加することが17日分かった。台湾の政府系シンクタンク、国防安全研究院(国防院)が明らかにした。

国防院によれば、日本戦略研究フォーラムから元陸上幕僚長の岩田清文氏、元海上幕僚長の武居智久氏らが今月上旬に訪台。元参謀総長の霍守業董事長や李喜明戦略諮問顧問らと面会し、来月に予定されている机上演習について意見を交わした。

机上演習は2021年8月に初めて開催され、今年で3回目。米国の専門家も参加する見通しで、日米台が集まっての実施は初だという。

中国軍が台湾を封鎖し、大規模な攻撃を展開するという状況を想定して実施するとみられる。共同作戦や戦闘管理についてもシミュレーションを行う見通し。

(游凱翔/編集:楊千慧)

 

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