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台湾の北部や中部、南部の三大都市圏で来月1日から運用が開始される共通定額定期券「TPASS」の販売が15日から始まった。

(台北中央社)台湾の北部や中部、南部の三大都市圏で来月1日から運用が開始される共通定額定期券「TPASS」の販売が15日から始まった。北部・台北市の台北メトロ(MRT)市政府駅では記者会見が行われ、一日駅長に扮した蒋万安(しょうばんあん)市長が利用を呼びかけた。
北部で運用されるTPASSは基隆、台北、新北、桃園各市の鉄道やバス、自転車シェアリングのYouBikeで利用でき、価格は1カ月1200台湾元(約5500円)。蒋氏は、グリーン輸送機関の利用率を60%から70%に向上させたいと期待を寄せた。
桃園市から自動車で台北に通勤していると話す市民は、定期券を使って公共交通機関に乗れば、月に3千~4千元(約1万3800~1万8400円)の節約になると語った。
TPASSは専用ICカードが発売されている他、メトロの窓口や自動チャージ機を通じて現行の交通ICカードに登録することも可能。ただカード1枚には1種類のTPASSしか登録できないとして、運営会社は注意を呼びかけている。
(陳怡璇/編集:齊藤啓介)