2023-06-13 観光

鉄路弁当フェア―熱い台湾の駅弁―

注目ポイント

6月9日から12日まで台北駅コンコースで第8回鉄道弁当フェスティバル(鉄路便当節)が開かれました。島根県の一畑電車からはヘルシーな蕎麦弁当、青森県の青い森鉄道からは青森ホタテ弁当、しなの鉄道からは牛カルビ弁当が販売され、人気を博していました。今年は台湾を始め、日本やスリランカの鉄道事業者など42事業者が出展、10日土曜日には来場者数が12万人にも上り、この日の売り上げは230万元(約1042万円)を記録しました。今回は台湾の鉄路弁当、駅弁についてご紹介しましょう。

台湾の駅弁は大きく簡単に分けて5種類あります。(細かく分けるともっともっとあります。)ポークリブ、豚の角煮、鶏のもも肉、魚、ベジタリアンです。これらのメインデッシュは揚げたり煮たりして味付けに工夫しています。それに味付け玉子、台湾ソーセージ、野菜2~3種、たくわんなどがのっています。色は全体的に茶色で、彩的には美しいとは言えませんが、食欲はかなりそそられます。

車内、駅の売店、駅の近くで駅弁が買えますが、日本と違って台湾では台鉄も新幹線もホームにキヨスクのような売店はありません。いったん改札を通ってしまうと、駅弁が買えませんので、日本人観光客の方は特に気を付けてください。

台湾には台鉄自身が販売している台鉄弁当のほかに、嘉義県発祥の駅弁奮起湖弁当、新北市の福隆弁当、台東のコメを使った池上弁当などご当地駅弁も有名で、安定して高い人気を誇っています。

筆者のお気に入りは、福隆海水浴場でボディサーフィンをした後で食べる福隆弁当です。福隆駅前の店で買えますが、砂浜でビーチパラソルのレンタルをやっているお兄さんに注文すれば自分のパラソルまで配達してくれました。今でもこのサービスはあるのかな?

福隆弁当

 

おすすめ記事:

台湾、夏の風物詩―「冷やし中華始めました」―

台湾日本語学科の「ディベート活動」―文藻盃日本語ディベート大会―

あわせて読みたい