注目ポイント
現役早大生グラビアアイドルとしてデビューし、活動の舞台を台湾にもひろげた峯岸ちひろさんが、このほど現住人口約1500人という福島県相馬郡飯舘村に移住を決行。東日本大震災被災地と台湾を結び付ける実業家兼タレントとして本格的な活動に乗り出した。無事、福島の産品を台湾へ発信できるのか。細腕チャレンジの最新状況を紹介します。
ところで、みなさんに是非ご紹介しておきたいビッグニュースがあります。
私の事業所にここ1ヶ月でとても大きな変化が起きました。
元々村の「空き家バンク」に登録されていた中から探し出し、お借りしている事業所建物ですが、東日本大震災を含めた数度の大きな地震で家屋の基礎にガタつきが出て(大家さん談)大きな歪みがある箇所では、7センチメートルも床が下がっていました。そこで、先月にこの床の高さを調整して、クッションフロアを敷く工事をしてもらいました。


工事後はこんなに素敵な事業所になり、来客の方にも落ち着いて座ってお話ができるようになりました。
障子を開けると外は自らが耕している「畑ビュー」が広がります。事務作業をしながら畑のチェックもすぐにでき、更に花壇に咲く色とりどりなお花で癒される、私にとって理想的な事業所として整備が進められたのです。

この畑の反対側には、大家さんが以前家族でバーベキューをしたいという思いから建てられたという東屋があります。先日、こちらでプチバーベキュー大会を開催しました。
欲を言うと、今は水回りがなく、お手洗いに困ってしまうので、こちらの整備もできるだけ早くしたいなと思っています。将来は外に露天風呂も作ってしまいたいなあ、岩風呂かなあ、台湾檜風呂かなあ、なんて夢も膨らんでいます。
「花の里」復活へ!長泥地区を視察
最後に、先日5月1日に避難指示解除されたばかりの飯舘村の長泥地区へ現況確認のため足を運んでみた体験をご紹介したいと思います。
解除の対象面積は復興拠点が約1.86平方キロメートル(186ヘクタール)、公園が約6400平方メートル(0・64ヘクタール)で、今回の解除によって県内6町村が計画した復興拠点の避難指示は全て解除されたことになりまです。
長泥地区は飯舘村役場から車で約15分、南側に位置し「花の里」と呼ばれている地域です。
5月の連休後半に実際に行ってみたところ、まだ工事をしている最中の光景が散見され、除染作業で除かれた土が黒い土嚢に詰められて、道路わきの空きスペースに大量に積み上げられていました。

ただ、地域の中心部にある長泥コミュニティセンターは綺麗に整備され、その目の前には地域一帯を見渡すことのできる展望台とバーベキュー場が備えられています。

以前住んでいた方なのか、ご夫婦や家族連れで訪れている人の姿や、マウンテンバイクで疾走している方などちらほらと人が集まってきていました。
避難指示が解除されたとはいえまだ帰還者は少ないようですが、少しずつ以前の美しい「花の里」に戻っていくことを心から期待しています。
