2023-06-10 政治・国際

福島・飯舘村で元グラドルが起業しま~す!ジャガイモ作付け開始…イチ推しは地酒!【ちひろの細腕奮闘記】②

注目ポイント

現役早大生グラビアアイドルとしてデビューし、活動の舞台を台湾にもひろげた峯岸ちひろさんが、このほど現住人口約1500人という福島県相馬郡飯舘村に移住を決行。東日本大震災被災地と台湾を結び付ける実業家兼タレントとして本格的な活動に乗り出した。無事、福島の産品を台湾へ発信できるのか。細腕チャレンジの最新状況を紹介します。

「豪華絢爛!飯舘村の花々を楽しみました

皆さん、お元気でいらっしゃいますか?

「勝手に福島インバウンド大使」の峯岸ちひろです。おそるおそる始めた連載第1回目でしたが、予想以上にたくさんの方に読んで頂けたようで、大変うれしく、誇らしく思っています。今後もThe News Lens JAPAN愛読者の方々へ、福島・飯舘村から明るく楽しいエピソードを発信できたら幸いです。

さて、私が移住を決行したこの飯舘村は、大型連休後半あたりにツツジの見頃を迎えました。住所でいえば飯舘村飯樋字花塚山付近ですが、大火山ツツジの森は、村民有志や村森林組合の方々がツツジの群生地の刈り払い等の整備を行っていて、知る人ぞ知るツツジの名所なのです。

飯舘村の大火山ツツジの森で=2023年5月(筆者提供)

私も今回初めて訪れてみましたが、山頂に位置していて空気もおいしく、あたり一面真っ赤に染まったツツジの森は「絢爛豪華」という言葉がぴったり。さすがは「フラワー・ビレッジ」の異名を持つ飯舘村。まさに圧巻の光景でした。このツツジ以外にも、菜の花やヤマザクラ、フジなどがそれぞれカラフルな花をつけて競演しています。

飯舘村にある事業所敷地内の菜の花畑にて=2023年5月(筆者提供)

「サクラシスターズ」始動はジャガイモ作付けから

さて、前回詳しく紹介しそびれましたが、私がこの地で昨秋立ち上げた法人の名は「株式会社サクラ・シスターズ」といいます。台湾向けには「桜花妹有限公司」です。

台湾で「桜花妹」とは日本人女性を指す言葉なので、さしずめ「ヤマトナデシコ社」といったところでしょうか。その事業所が置かれた飯舘村の「空き家バンク4号」の隣接の畑では、私の農の師匠である菅野元一氏より種芋をわけていただき、4月中旬に作付けをした「カラフルじゃがいも」3品種の芽がすくすくと育ってきました。

お師匠さまは福島県立農業高校で34年間教鞭を執られたベテラン農家なので、そのアドバイスたるや神のごとく適格です。

畑で育つジャガイモ「こがね丸」の苗=2023年5月(筆者提供)

3品種の内訳はノーザンルビー、シャドークイーン、こがね丸ですが、このうちこがね丸の生育が一番順調です。お師匠さまのお話では「植物も人間と同じで、過剰に水をやるとその環境に甘んじてしまって自ら成長しようとしなくなってしまう」とのことなので、与えるお水は大自然のめぐみの雨に任せ、それ以外は人為的に与えなかったのですが、見事立派に深緑色の葉を生い茂らせてくれたので感動しています。引き続き7月の収穫時期まで温かく成長を見守っていきますのでみなさんもご期待くださいね。

ジャガイモ3品種を作付けした畑=2023年5月(筆者提供)

この事業所横の畑では他にも「Q子」と名付けたきゅうり、「億子」と名付けたおくらの種も植えていますよ。一方でビニールハウスの方は、お水の自動散布システムにトラブルがあり、自動でなく手動で散水していましたが(笑)ようやくシステム復旧のメドがたってきました!(一安心)これらの収穫物の加工品を他社さんの福島の名産品とともに台湾の展示会や飲食店へ持っていき、福島のものをまずは手にとって食べていただく機会を設けていきます!

イチ推しは日本酒と美味しいアテの数々

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