2023-06-07 政治・国際

総統選/訪日中の柯文哲氏、自民・麻生氏と「台日中関係」で意見交わす/台湾

注目ポイント

台湾の民衆党候補である柯文哲氏が、日本を訪問中に自民党の麻生太郎副総裁と会談し、台湾、日本、中国の関係について意見を交換したことが明らかになった。会談内容については機密情報に触れたため、公表されていない。柯氏は立憲民主党の議員懇談会や日本維新の会の代表とも会談し、来年1月に投開票される総統選に出馬する予定である。

訪日中の柯文哲氏、自民・麻生氏と「台日中関係」で意見交わす 台湾(民衆党提供)

(東京中央社)日本を訪問している次期総統選の第2野党、民衆党候補の柯文哲(かぶんてつ)前台北市長は6日、自民党の麻生太郎副総裁と東京都内で会談した。会談後、報道陣に「機密情報に話題が及んだ。(内容は)話せない」と語った柯氏。台湾、日本、中国の関係について意見を交わしたと述べた。

主に外交や国防分野で交流したという。米国への言及はなく、台湾、日本、中国それぞれの対応や態度について話したとした。「台湾有事は日本有事」との見解も示されたと明らかにした。

柯氏はこの日、立憲民主党の「日本・台湾議員懇談会」も訪問。蓮舫氏らと会談した後、そろって取材に応じた。蓮舫氏は、台湾の選挙について中国の日本に対する圧力は強くなるとしつつ、台湾の民主主義を重視する姿勢を示した。

夕方には日本維新の会の馬場伸幸代表らとも会談した。

柯氏は来年1月に投開票される総統選に出馬する予定。日本には4日に到着し、5日には立憲民主党の野田佳彦元首相と面会した。8日まで滞在する。

(楊明珠/編集:楊千慧)

 

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