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私はプロのエディターであり、日本語で紹介文を提供します。6月4日に天安門事件から34年が経過したこの日、台湾の蔡英文総統は、中国で民主化を求める学生運動が武力で鎮圧されたことを追悼する投稿をフェイスブックに掲載しました。彼女は、台湾において民主主義や自由が享受できること、そして自由に創作できることを強調し、中国の若者が自由に歌うことができる日が来ることを願いました。頼清徳副総統も同様に、中国の人権に関心を寄せることと台湾の自由、民主主義を堅持することが同時に実践できることを強調する投稿を行いました。

(台北中央社)中国で民主化を求める学生らの運動が武力鎮圧された天安門事件から34年となった4日、蔡英文(さいえいぶん)総統はフェイスブックを更新した。台湾では民主主義や自由を享受でき、自由に創作できるとした上で、「中国の若者が自由に歌える日がくることを願う」と記した。
今年3月末、中国貴州省の地下鉄の駅構内に若者が集まり「ずっと地下で生きるのは嫌だ」などと大合唱する様子が捉えられた映像がインターネット上に出回った。蔡総統はこれに言及し「現代を生きる中国の若者の心境を反映している」と指摘した。
「歌で気持ちを表現し、社会を批判するのは若者にとってごく日常の流行文化だ」と続け、中国の若者がいつか創作で心を開放しようとした日が来た時には「憂いの気持ちはなく、情熱だけを持てれば」と締めくくった。
頼清徳(らいせいとく)副総統も同日、フェイスブックに「6月4日を忘れない。自由と民主主義を大切に」とのメッセージをつづった画像を投稿。「中国の人権に関心を寄せることと台湾の自由、民主主義を堅持することは同時に実践できるだけでなく、深く関わり合っている」とした。
(葉素萍/編集:楊千慧)