注目ポイント
台北市中心部にある高級ホテル、パレ・デ・シンは、台湾の有名朝食店とコラボレーションし、台湾式朝食を提供する。提供される朝食には、冷やし麺の「涼麺」や豆乳スープの「鹹豆漿」などが含まれ、伝統的な味が楽しめる。宿泊者の多くが海外から来ており、ホテル周辺のグルメに関する問い合わせも増えたため、厳選した有名朝食店5店の朝食を提供することに決めたという。また、同グループの別のホテルでも、地元グルメの朝食を提供している。
（台北中央社）北部・台北市の高級ホテル「パレ・デ・シン」（君品酒店）は1日から、台湾の有名朝食店とコラボレーションした台湾式朝食の提供を始めた。冷やし麺の「涼麺」や豆乳スープの「鹹豆漿」（シェントウジャン）など伝統的な味に舌鼓が打てる。
関係者はこの日、海外からの宿泊者の割合は今年の第1四半期（1～3月）に7割に達したと説明。フロントではホテル周辺のグルメに関する問い合わせが増えたことから、二十数回の試食を経て厳選した有名朝食店5店の朝食を提供することに決めたと話し、宿泊率の2割増に期待を寄せた。
台湾式朝食は、洋食レストラン「雲軒―ラ・ロティスリー」のビュッフェ形式の朝食で9月末まで提供される。その後も別の朝食店のものを提供する可能性があるとした。
パレ・デ・シンによると、同じグループで南部・台南市のシルクスプレイス台南（台南晶英酒店）では、牛肉スープやタンツー麺（担仔麺）、海鮮粥など台南グルメの朝食を提供。外国人宿泊客のうち、3～4割が選んでいるという。
（江明晏、余暁涵／編集：齊藤啓介）