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台湾と米国が新たな貿易協議の枠組み「21世紀の貿易に関する台米イニシアチブ」で、第1段階の協定を締結したと発表された。貿易円滑化や法整備、中小企業など5つの分野で合意が得られた。残り7つの分野については引き続き協議を進める。昨年6月に始動したイニシアチブで、今年1月には台北で2回目の会合が行われた。

(台北中央社)台湾と米国は1日、新たな貿易協議の枠組み「21世紀の貿易に関する台米イニシアチブ」で、第1段階の協定を米ワシントンで締結した。台湾側の交渉窓口を務める行政院(内閣)貿易交渉オフィス(経貿談判弁公室)が同日、明らかにした。
貿易円滑化や良好な法整備、中小企業、腐敗防止、サービス業の国内法規の5分野について合意が得られ、協定の締結に至った。同協議では12分野を対象としており、農業やデジタル貿易、労働者、環境保護など残る7分野についても引き続き合意を目指す。
台湾と米国は昨年6月1日に台米イニシアチブを始動させ、初の交渉会合を同11月に米ニューヨークで開催。今年1月には台北で2回目の会合を実施していた。
(陳俊華/編集:名切千絵)