注目ポイント
ロシアのプーチン大統領は、5月30日のモスクワへのドローン(無人機)攻撃について、「明らかなテロ行為だ」と述べ、ウクライナを非難した。数日前にウクライナ軍の情報機関本部を攻撃したことを明らかにし、今回のドローン攻撃はこれに対する報復だとの見方を示した。また、同国の有力議員は「第2次世界大戦以来、最も危険な首都攻撃」だと表現した。
グラム氏はツイッターに「腐敗したプーチン政権による逮捕状は名誉の証しだ。全てのロシア兵がウクライナの領土から出て行くまで、ウクライナの自由を支持し続ける」と投稿した。ウクライナ大統領府が公開した会談の動画で、グラム氏は「(ウクライナ支援は)最も有益な支出だ」と述べた。
一方、「特別軍事作戦」の進捗状況についてロシアのショイグ国防相は30日、国防省の会議で、今月だけでウクライナ軍の戦車400両以上と460機以上のドローンを破壊し、1万6000人以上の兵員を殺害したと報告した。
ショイグ氏は、英国が供与した空中発射型巡航ミサイル「ストームシャドー」29発を迎撃したと表明。またここ数日の間に、米国が供与した地対空ミサイルシステム「パトリオット」を新たに破壊したとも述べ、欧米の軍事支援は紛争を長引かせるだけだと指摘した。
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