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台風2号が北上し、北部と北東部で激しい雨の恐れがあると台湾の中央気象局が警戒を呼びかけています。台風2号の中心気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は33メートル、最大瞬間風速は43メートルで、強風域は中心から300キロ以内に広がっています。31日には北東部や東部、北部で雨が続くという予報が出ており、南部の山地の近くや離島の金門では35、36度の高温になる可能性があると注意が呼びかけられています。

(台北中央社)中度台風(台湾基準)の台風2号は31日午前11時現在、ガランピ(鵝鑾鼻)の東420キロの海上を北北東から北に進路を変え、時速13キロで進んでいる。中央気象局は、北部と北東部の山地で24時間降水量が200ミリ以上または3時間降水量が100ミリに達する恐れがあるとして警戒を呼びかけている。
台風2号は、中心気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は33メートル、最大瞬間風速は43メートル。中心から300キロ以内は風速13.9メートル以上の強風域。
同局の謝佩芸予報官は、31日夜から6月1日午前までに、東部近海に発令されている海上台風警報を解除する見込みを示した。
31日は北東部や東部、北部では雨が続くとした他、下降気流などの影響により、南部の山地の近くや離島の金門では35、36度の高温になる可能性があると注意を呼びかけた。
統計によれば、30日午前0時から31日午後1時10分までの降水量は北東部・宜蘭で308.0ミリ、中部・台中で225.0ミリ、北部・新北で135.5ミリ、北部・台北で153.0ミリに達した。
(張雄風/編集:齊藤啓介)