注目ポイント
トルコ大統領選の決選投票で、現職エルドアン大統領が再選を果たした。英BBCはエルドアン氏の勝利をいち早く祝福した世界の指導者の顔ぶれを見ると、ウクライナ戦争を背景にトルコの戦略的重要性が著しく高まっていることを示していると伝えた。
かつてトルコのEU加盟を熱心に支持していたエルドアン氏は最近、「トルコを再び偉大な国にする」とし、まるでトランプ前米大統領のスローガン「アメリカを再び偉大な国にする」のトルコ版を繰り返している。それにはより独立した外交政策を持つことを必要とし、BBCは「そのためにエルドアン氏は長年にわたり、全ての同盟・友好国と高度な取引関係を築いてきた」と伝えた。
バイデン米大統領はツイッターに「NATO同盟国として2国間の問題や共通の国際的課題について引き続き協力することを楽しみにしている」と投稿。ホワイトハウスは今後もスウェーデンのNATO加盟に反対の姿勢を崩していないエルドアン氏の説得にあたることを公言している。
悪化が深刻なトルコ経済再建のため、エルドアン氏が財政安定化と海外投資の誘致に集中せざるを得ない状況下で、西側としては経済支援と引き換えに、トルコがスウェーデンのNATO加盟を承認することを取引材料にしたい考えだ。
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