
(台北中央社)俳優のディーン・フジオカが米動画配信サービス「ネットフリックス」のオリジナルサスペンスドラマ「次の被害者」(誰是被害者)のシーズン2に出演する。約10年ぶりの台湾ドラマ復帰となる。ディーンは久々の台湾での撮影に「俳優人生の初心を思い出した」とコメントした。
「次の~」は台湾の犯罪捜査の現場を舞台にしたサスペンス作品。シーズン1は2020年に全世界で配信開始され、話題を呼んだ。ネットフリックスが中国語オリジナルドラマの続編を制作するのは初めて。シーズン2には前作で主要キャストを務めたジョセフ・チャン(張孝全、チャン・シャオチュアン)やアン・シュー(許瑋甯)、ムーン・リー(李沐)が続投する他、新たにディーンや、11年ぶりに俳優復帰するターシー・スー(蘇慧倫)、香港の俳優、テレンス・ラウ (劉俊謙)が加わる。新キャストは23日、発表された。
ディーンはかつて「ホントの恋の*見つけかた」(轉角*遇到愛)や「笑うハナに恋きたる」(不良笑花)など複数の台湾ドラマに出演。今作の出演に「台湾で昔の仲間たちと再会し、中国語の台本を開き、現場で撮影クルーと過ごす日々の中で、自然と俳優人生の初心を思い出し、『過去の自分』から『未来の自分』に対するメッセージを受け取ることができました」とコメントを寄せた。
今作ではジョセフ扮する鑑識官と共に捜査に当たる検察官を演じる。「とても挑戦しがいのある検察官役を演じる機会を頂いたことで、人生の新チャプターが始まった、ということを実感しています」と今作での役どころに期待感を示した。
(葉冠吟/編集:名切千絵)