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台湾の桃園国際空港で2021年7月22日に、正体不明の飛行物体が発見され、航空機の離着陸が一時停止した。同空港の運営会社によると、1000人以上の旅客に影響が出たという。管制空域に侵入するドローンは航空安全に重大な支障を来すため、台湾当局は過料を科すことになっている。

(桃園空港中央社)22日午前、正体不明の飛行物体が確認され、桃園国際空港(北部・桃園市)は航空機の離着陸を一時停止した。同空港の運営会社によれば、旅客1000人超に影響が出た。
同社の報道資料によれば、22日午前9時30分、航空路の下方約1000フィート(約300メートル)地点に正体不明の飛行物体を確認したとの連絡が空港管制に入った。滑走路を閉鎖した上で内政部(内務省)警政署航空警察局と共に安全を確認し、同10時10分に離着陸を再開した。
着陸2便、離陸3便に影響を及ぼし、最大で62分の遅延が生じた。この他、2便が目的地を変更し、南部・高雄に着陸した。
同社は、ドローンが管制空域に進入し航空安全に重大な支障を来した場合、30万~150万台湾元(約130万~670万円)の過料が科されると呼び掛けた。
(呉睿騏/編集:楊千慧)