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台湾の呉釗燮外交部長と薛瑞元衛生福利部長は、スイス・ジュネーブで開催される世界保健機関(WHO)総会に出席するため、台北を出発した。台湾は2017年以降、中国の反対によりWHO総会に参加できておらず、今年もまだ招待されていない。呉部長は最後の瞬間まで努力を続けると語り、台湾と外交関係を結ぶ12カ国が台湾のオブザーバー参加を求める書簡をWHO側に提出したことなどを紹介し、台湾を支持する声は例年より強いとの見解を示した。薛部長は、ジュネーブの他、スイスの首都ベルンも訪れ、議会などを視察する予定だと話した。

(台北中央社)世界保健機関(WHO)総会がスイス・ジュネーブで現地時間21日に開幕する。これを前に、呉釗燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)と現地に向けて出発する薛瑞元(せつずいげん)衛生福利部長(保健相)は18日、台北市内の外交部(外務省)で開かれた記者会見に出席した。
台湾は2017年以降、中国の反対でWHO総会に参加できておらず、今年もまだ招待されていない。呉部長は「最後の瞬間まで努力を続ける」と語った。
また、台湾と外交関係を結ぶ12カ国が台湾のオブザーバー参加を求める書簡をWHO側に提出したことなどを紹介し、台湾を支持する声は例年より強いとの見解を示した。現地での他国との会談実施に向け調整も進めているという。
薛部長は19日、代表団を率いて台湾をたつ。ジュネーブの他、スイスの首都ベルンも訪れ、議会などを視察する予定だと話した。
(黄雅詩/編集:楊千慧)