注目ポイント
東京大学は「香港の事情を、知る」をテーマに目黒区の駒場キャンパス内で「Hong Kong Week 2023」のアート作品展示会をはじめ、招待講演会、パネルディスカッション、映画上映会を開催している。20日まで。
「Hong Kong Week 2023」は東京大学が「人権擁護者の能力構築・地域連帯促進のためのプロジェット」として主催。
駒場キャンパスの駒場国際教育研究棟(KIBER)101室では、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)が19~21日に開催されるのにあわせ、香港と日本の芸術家が絵画、彫刻、写真など通じてアート作品を展示しており、自由や、民主主義、人権といった価値観を通じ、国家安全維持法施行などによって急速に変化した香港とそのコミュニティが直面する「驚くべき旅路」に光をあてている。


また17日夜は同棟314室で、キングス・カレッジ・ロンドン、ジョージタウン大学アジア法センターで研究活動を続ける黎恩灝(エリック・ライ)博士が「香港における法と裁判所の専制主義化:起源、過程、反応」と題して講演。英領植民地時代から現在の国家安全維持法施行下の香港の法治の変化を分析、解説し、活発に質疑応答が交わされた。

19日夜には阿古智子・東大大学院教授、井形彬・東大特任講師らをパネリストに「中国をめぐる人間の安全保障と経済安全保障」をテーマとするパネルディスカッションを開催。20日午後には映画「自由と人権を求める人々の叫び ウイグル編~私たちに問いかけること~」「少年たちの時代革命」の上映会が予定されている。
展示会以外の行事はHPから事前に参加登録が必要。
おすすめ記事:
・日台を舞台に活動、シンガーソングライター真氣サロンコンサートが3年ぶり再開へ
・秋田・仙北市の台湾親善大使に一青妙さん就任 「発信のお手伝いがしたい」