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15日早朝、台湾の定例演習「漢光39号」が開始され、19日まで24時間体制で実施される。この演習は、中国の台湾侵攻を想定し、敵によるあらゆる侵攻の可能性を想定しており、近年台湾周辺で実施された軍事演習の実態も考慮されている。また、ロシア・ウクライナ戦争の状況を鑑み、米軍が用いているコンピューターベースのシステム「JTLS」を使用してシミュレーションが行われる。ただし、幹部によれば、この演習でのシミュレーションは勝敗を予測する目的ではないという。昨年は新型コロナウイルスの影響で、詳細な戦術や戦法について幹部が対面で議論する形を採用していた。

(台北中央社)中国の台湾侵攻を想定した定例演習「漢光39号」の図上演習が15日早朝、始まった。19日まで24時間体制で実施される。
国防部(国防省)の幹部によれば、演習では敵によるあらゆる侵攻の可能性を想定し、近年台湾周辺で実施された軍事演習の実態も考慮する。ロシア・ウクライナ戦争の状況を鑑み、米軍が用いているコンピューターベースのシステム「JTLS」(統合戦域レベルシミュレーション)を運用してシミュレーションを行う。
この幹部はシミュレーションについて「勝敗を予測するものではない」と説明した。
新型コロナウイルスの影響で、昨年の図上演習は軍の幹部が対面で詳細な戦術や戦法について議論する形を採用していた。
(游凱翔/編集:荘麗玲)