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台中市政府交通局は7日、報道資料を出し、道路を横断している歩行者を感知して点灯する照明を市内の交差点に試験導入したと発表した。

(台中中央社)台中市政府交通局は7日、報道資料を出し、道路を横断している歩行者を感知して点灯する照明を市内の交差点に試験導入したと発表した。歩行者が多い交差点など市内約20カ所への設置を年内に検討する方針だとしている。
同局の葉昭甫局長によれば、信号のアームに照明を設置。青信号時に歩行者が横断歩道を通行すると、センサーが感知して点灯する。自動車やバイクに対し歩行者の存在を早期に知らせることなどが狙いだという。
信号の色が変わる7秒前には点滅し、歩行者に道路横断時の注意を促す。夜には横断歩道が明るく照らされることから、安全性のさらなる向上が見込めると市は説明した。
市は試験導入の効果は良好だとし、市内の主要道路の交差点や学校、病院付近など設置箇所を増やしていく方針を示した。
台湾の道路交通環境を巡っては、海外から「歩行者地獄」と指摘する声が上がっており、内政部(内務省)警政署は今月から台湾全土で交差点を横断する歩行者を優先しない行為の取り締まりを強化している。
(趙麗妍/編集:楊千慧)