2023-05-05 政治・国際

自民党青年局長「TPPや国際機関への台湾参加を後押ししたい」

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台湾を訪問している自民党青年局の鈴木憲和局長(衆院議員)は4日、北部・台北市の外交部(外務省)庁舎で記者会見し、台湾の環太平洋経済連携協定(TPP)への参加や世界保健機関(WHO)などの国際機関へのオブザーバー参加について「後押しをしたい」と語った。

自民党青年局長「TPPや国際機関への台湾参加を後押ししたい」

(台北中央社)台湾を訪問している自民党青年局の鈴木憲和局長(衆院議員)は4日、北部・台北市の外交部(外務省)庁舎で記者会見し、台湾の環太平洋経済連携協定(TPP)への参加や世界保健機関(WHO)などの国際機関へのオブザーバー参加について「後押しをしたい」と語った。

鈴木氏はこの日、蔡英文(さいえいぶん)総統と会談した他、頼清徳(らいせいとく)副総統、游錫堃(ゆうしゃくこん)立法院長(国会議長)、陳建仁(ちんけんじん)行政院長(首相)、蒋万安(しょうばんあん)台北市長らと面会した。

TPPについては、日本政府が前向きに台湾の加入に向けて努力をしなければいけないと思うとした他、台湾側にもさまざまな環境整備をしてもらわなければいけないとの考えを示した。

台湾が2011年3月の東京電力福島第1原発事故以降、輸入を禁止していた福島県など5県産食品については、昨年大幅に規制が緩和されたとしながらも「残っている課題がある」との認識を示し、科学的かつ冷静的な対応をするよう求めたと語った。

また中国の呉江浩駐日大使が先月28日、「台湾有事は日本有事」との考え方について「日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」と発言したことについては「先進7カ国(G7)外相会合の場でも台湾海峡を含むこの地域の平和と安定は日本だけでなく、国際社会の関心事であることは再確認されている」とし「今まで通りの方針に基づいて考えていくべきだ」と述べた。

(齊藤啓介)

 

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