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蔡英文(さいえいぶん)総統は28日、訪台中のフランスのアラン・リシャール上院副議長率いる議員団を、数多くの飲食店が立ち並ぶ台北市万華区のアーケード街「華西街」に案内し、庶民派グルメを紹介した。

(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は28日、訪台中のフランスのアラン・リシャール上院副議長率いる議員団を、数多くの飲食店が立ち並ぶ台北市万華区のアーケード街「華西街」に案内し、庶民派グルメを紹介した。「台湾風ハンバーガー」と呼ばれる「割包」の有名店では30個の割包を購入。「絶対にパクチーをたくさん入れてもらう」と笑みを浮かべ、議員団や記者団を笑わせた。
蔡総統は同日午前、総統府でリシャール氏らと会談。その後、正午に議員団に同行し、華西街を訪れた。
一行はまず、飲食店の格付け本「ミシュランガイド」で高品質の料理を低価格で提供する店に与えられる「ビブグルマン」を獲得したことがある「源芳刈包」を訪問。蔡総統は、白い中華蒸しパンに豚の角煮を挟んだ「割包」の特色と味わいをリシャール氏らに紹介した。
その後、同じくビブグルマンに選ばれたことがある「小王煮瓜」を訪れ、店内でルーローハン(魯肉飯)や清湯瓜仔肉(豚ひき肉団子とシロウリの漬物のスープ)などの名物メニューに舌鼓を打った。
リシャール氏は中央社に対し、台湾の庶民派グルメは「あっさりしていてシンプルで、人気がある」と太鼓判。これまでに台湾を何度も訪問した経験があることから、台湾料理にもなじみがあると明かし、「とても素晴らしい」と話した。
(呉昇鴻/編集:名切千絵)