2023-04-29 政治・国際

頼副総統、平戸市からの訪問団と面会 黒田市長の台湾支持に感謝

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頼清德(らいせいとく)副総統は27日、台北市内の総統府で長崎県平戸市の黒田成彦市長が率いる台湾親善訪問団と面会した。

頼副総統、平戸市からの訪問団と面会 黒田市長の台湾支持に感謝(総統府提供)

(台北中央社)頼清德(らいせいとく)副総統は27日、台北市内の総統府で長崎県平戸市の黒田成彦市長が率いる台湾親善訪問団と面会した。頼副総統は一行を歓迎するとともに、黒田市長が長年、台湾を支持してきたことに感謝を表明した。

頼氏はかつて台南市長を務めていた。同市には明代の武将、鄭成功ゆかりの施設が複数あり、毎年4月末ごろ、鄭氏の記念イベントが開かれる。一方、平戸市は鄭氏の生まれ故郷となっており、この縁をきっかけに2013年に両市は市民交流促進協定を締結し、交流を深めてきた。

頼氏はまた、自身の市長在任中、黒田氏が複数回にわたって鄭氏の記念イベントに参加したことや、自身が訪問団を率いて平戸市を訪れた際、鄭氏にちなむ誕生石を見学したりして強く印象に残ったと振り返った。

黒田氏は今回も鄭氏の記念式典出席のため台湾を訪問している。滞在期間中、台南市の黄偉哲(こういてつ)市長と両市の交流に関する協定に調印する予定で、新竹と台北も訪れるという。

(温貴香/編集:荘麗玲)

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