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アフリカ北東部スーダンで、国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の戦闘が始まって28日で2週間。双方は27日、この日で期限の停戦を72時間延長することに合意したことを発表した。だが、現地からの報道では首都ハルツームや周辺で衝突が起きている。邦人など在留外国人の多くは国外に脱出し、隣のチャドでは、少なくとも2万人のスーダン人が新たに難民となっている。スーダンで今何が起きているのかー。
バシル氏と共に西部ダルフールでの戦争犯罪などで国際刑事裁判所(ICC)に指名手配されているバシル政権の元閣僚アフマド・ハルーン氏は、他の元政府関係者と共に同刑務所から出ることが許されたとの情報がある。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、15日以降、少なくとも2万人が隣のチャドに逃れ難民となった。紛争が続いたスーダン西部ダルフール地方と接するチャド東部には、既にスーダン難民40万人がキャンプなどに滞在している。
世界保健機関(WHO)のテドロス事務総長は26日、戦闘による直接的な死傷者に加え、感染症の流行や、食料や水、必須医療サービスへのアクセス不足により「さらに多くの死者が出ることが予想される」と述べた。
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