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性的少数者(LGBTQ+)への理解促進を目的とする東京レインボープライドは23日、東京都内で行われ、台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃちょうてい)代表(大使に相当)が、LGBTQ+のシンボルカラーとされる虹色で台湾が描かれた旗を手に、ジェンダー平等への支持を訴えた。

(東京中央社)性的少数者(LGBTQ+)への理解促進を目的とする東京レインボープライドは23日、東京都内で行われ、台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃちょうてい)代表(大使に相当)が、LGBTQ+のシンボルカラーとされる虹色で台湾が描かれた旗を手に、ジェンダー平等への支持を訴えた。
謝氏は今回初めて同イベントに参加し、エマニュエル駐日米国大使など各国・地域の駐日大使らとステージに上がった。メディアの取材に対しては「今回出席した大使の大部分は欧米から」とした上で、自身はアジアの国で唯一登壇したと強調。台湾はすでに同性婚が認められているとし「台湾の多元的な愛や多元的な婚姻、人権の尊重や進歩を多くの人たちに知ってもらいたい」と語った。
この日は自身も同性愛者であることを公表している北部・台北市の苗博雅市議も会場を訪問した。イベントと企業の連携が緊密だとした他、オーストラリアやオランダなどの駐日大使館もブースを設置した一方で、代表処は出展しなかったと指摘し、今後国や台北市政府観光伝播局に参加を働き掛ける考えを示した。
台湾のPRを通じてより多くの人に台湾を知ってもらい、日本人に台湾は自由や民主主義の価値を支持する最良の友人であると思ってもらえると語った。
また午後に行われたパレードにも多くの台湾人らが参加。沿道の人々に向け「台湾へようこそ」などと呼び掛けた。
(楊明珠/編集:齊藤啓介)


