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日本人を含む外国人が北部・台北市の総統府に宿泊できるイベントが今年およそ4年ぶりに開催される。

(台北中央社)日本人を含む外国人が北部・台北市の総統府に宿泊できるイベントが今年およそ4年ぶりに開催される。21日には記者会見が開かれ、同府の林佳竜(りんかりゅう)秘書長らが世界の人々に向けて参加を呼び掛けた。
イベントを主催する非政府組織(NGO)中華文化総会によると、2019年に初めて実施した際には、わずか19日間で33カ国・地域から167組の参加申し込みがあったという。
林氏は総統府について、台湾のランドマークであり、最高権力機関だと説明。外国人観光客に宿泊してもらい、親しみのある場所にさせたいと語った他、新型コロナウイルスの流行後、さらに美しく変わった台湾を世界に見てもらい、コロナ後初の旅行先にしてもらいたいとアピールした。
文化総会の鄭麗君(ていれいくん)副会長は、より多くの世界の人々に台湾を知ってもらい、好きになってもらいたいと語った。
申し込みの際には英語による自己紹介動画の提出などが必要。また総統府宿泊後15日以内に主催者側が指定する内容を含む動画を公開することも条件となる。申し込みは特設ウェブサイトから行う。期間は6月30日まで。10組が宿泊でき、当選者は8月に発表される予定。
(王宝児/編集:齊藤啓介)