2023-04-20 観光

食べて飲んで占う開運の旅占い師が集まる「饒河夜市」

© Photo Credit:林特

注目ポイント

歴史ある媽祖廟とは別に、中国東部の鳥卦、靈龜、占い、紫微斗数、奇門遁甲から、近年人気の西洋のタロットやライフナンバーまで、様々な占いを楽しむことができる。 今回は、饒河街での開運の旅にご案内する。


 

(文・林君玶、古家萱)

松山地区で育った私は、よく饒河街夜市で食べて飲んで楽しんでいた。 廟口油飯、豚リブの薬膳煮込み、臭豆腐、海鮮スープの老舗から揚げ芋団子、餅、ピーナッツスープ、牡蠣まで、私が育ったこの夜市が観光客に常に人気になっているのを見てきたが、この古い夜市でのもう一つの旅、占いの体験は初めてだ。

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#01:鳥卦

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媽閣廟の前から饒河夜市の方へ歩いていくと、胡椒餅の長い行列の横に、大きな「鳥卦」の看板を掲げた小さな屋台がある。

近づいてみると、壁には金城武、志村けん、渡辺直美などの有名人の写真が。 なんと、この「玄元閣命理」占いの悟明先生、日本語ができる占い師さんなのだ。ここでの数分間は、饒河街で占いや人生の悩みを相談するためのもの。観光客に限らず、多くの人たちが必ず訪れる場所のようだ。

立地がいいため風、水なのか、この前を通るたびに、この鳥卦の占い屋さんに吸い込まれるのだ。かといって占いをする習慣がなく、仕事で足を踏み入れたので、かわいい文鳥がどのように占いをするのか見てみようと思う。

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ここの鳥占いは、一つの質問につき300円。出世、人間関係、結婚、金運、名前についてなどを聞くことができるそう。 ピンクの紙に自分の名前を書いたら、先生が「小白」と呼ばれる籠の中の鳥を呼んで、阿媽宮でやったように、出てきて3本棒を引くようにと言った。

名前については、私のはかなり良いらしく、クジの解釈を聞いて自信がついたので、いわゆる占いは慰めや感動を与えてくれるものなのかもしれない。


#02:手相

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同じく玄元閣命理で、両手の手相線が切れている同僚が、先生に手相を見て欲しいと騒いでいた。 しばらく手を握っていた先生は、「これは感情線と知恵線が一緒になっているのです」と言い、「今後、恋愛をするときは、もっと分別をするように」と言った。また性格上の長所と短所を述べ、だいたい当たっていた。

家に帰ってから調べてみると、手のひらの線で性格や運命を判断するのは、中国東部特有のものではなく、西洋の国々やジプシーの文化圏でも行われているそうだ。 解釈はさまざまだが、自分をより深く理解するための方法としては、なかなか面白いかもしれない。


 

#03:測字占

玄元閣命理では、お客様に思いついた言葉を書いてもらい、その言葉をもとに、キャリアから人間関係まで、聞きたいことを分析する。


#04:靈龜

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夜市を少し進むと、占いの屋台が増えてくる。ここでは、馬褂を着て丸メガネをかけた先生が屋台の前に座り、テーブルの上に2つの亀の甲羅を置いている。これが靈龜占いだ。これは最も古い占いの一つで、周の時代の文王が、王が崇拝していた霊亀の甲羅に古銭を3枚入れて、魔法使いに占ってもらい、六行を占ったことに始まると言われてる。

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