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台湾蔦屋が運営する書店とカフェを融合させた「TSUTAYA BOOKSTORE」の旗艦店が、中部・南投県埔里鎮に建設中の複合商業施設「日月町」にオープンする見込みとなった。

(台中中央社)台湾蔦屋が運営する書店とカフェを融合させた「TSUTAYA BOOKSTORE」の旗艦店が、中部・南投県埔里鎮に建設中の複合商業施設「日月町」にオープンする見込みとなった。14日には中部・台中市内で台湾蔦屋を含む関連企業による契約調印式が開かれ、出席した許淑華(きょしゅくか)南投県長は、国際的なブランドと地元文化の融合による経済的価値の創出に期待したいと語った。
許氏は、同施設について地元の芸術や文化を発信できるようになるとした他、地方経済に活力を与えてほしいとし、県民を代表して歓迎するとあいさつ。また製紙業や陶業、農業などの地元の産業と合わせた店舗を備え、農業を営む若者が農産品をさらにアピールできるプラットフォームも提供できると期待を寄せた。
同施設は同県の景勝地、日月潭に通じる幹線道路沿いに建設される。開発を手がける精英開発の洪乙彦董事長(会長)は、日月潭には昨年延べ300万人以上の行楽客が訪れたと語り、毎月30万人以上の人が日月町を通過する見込みだと立地の良さを強調。来年第1四半期に開業する予定だとし、休日にはクリエーティブ商品などの物販を行う計画を明らかにした。
(郝雪卿/編集:齊藤啓介)