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台北の桃園空港から出国する際に聞こえてくる、どこか郷愁を誘うようなメロディー。台湾の魅力がたっぷり詰まった歌の秘密とは?
大家好! keiko在台灣です。
台湾旅行に行く方が続々と増えていますね。長期休暇の旅行先に台湾を選ぶ方も多いのではないでしょうか。
さて、私は台湾に行く際にLCCを使うことが多いため、台北の桃園空港を利用することが多いのですが、毎回感動するのは日本へ帰国するときに必ず通るこの通路。桃園空港を使ったことがあるみなさん、意識したことはありますか?

壁面にデザインされている文字は、通路を歩いていると聴こえてくる「在旅行的路上」という曲のサビの部分なんですよ。
「在旅行的路上」のミュージックビデオ(LaLa 徐佳瑩のYouTubeチャンネルより)
ミュージックビデオの概要欄を見ると「2013年、桃園国際空港第1ターミナルが改装、一新された」と書かれているので、そのタイミングに合わせてこの曲は発表されたようです。
曲に関わっているのは、台湾音楽好きにとって大スターでありお馴染みの2人。作詞の方文山(Vincent Fang)は、中華圏で絶大な人気を誇る歌手、周杰倫とタッグを組み著名になった作詞家で、彼が書く美しく文学的にも優れた歌詞は、台湾の金曲奨(台湾のグラミー賞とも呼ばれている賞)を受賞したり、大学の入試試験に使われたこともあります。
曲と歌を担当している徐佳瑩(LaLa Hsu)は、花蓮生まれ台中育ちの台湾を代表する歌手。2008年、台湾のオーディション番組「超級星光大道」へ出演し、見事グランプリに輝いた実力派です。

歌詞には台湾の文化、食、各地の特色や行事、その空気感までがぎゅっと詰め込まれています。台湾好きな方であれば中国語に詳しくなくても、たくさんの台湾らしいキーワードを見つけられるはず!
「在旅行的路上」のミュージックビデオのロケは主に桃園空港で行われていて、空港に行ったことがある方にとっては懐かしく、馴染みのある景色をたくさん見ることができるはずです。
個人的にとても好きなフレーズは、サビに何度も出てくる「情熱の場所、それは台湾」。まさに台湾を表現していますよね。この歌を歌えるようになれば、台湾についてとても詳しくなれそうです。
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