2023-04-13 流台湾

甘い?しょっぱい?お米の麺「米苔目(ミータイムー)」を知っていますか?

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注目ポイント

スープに入れて食べることもあれば、スイーツの具材にも使われる「米苔目(ミータイムー)」。お米でできたうどんのような麺で、まだまだ日本では珍しい台湾食材です。“台湾コネクタ”のkeiko在台灣さんが、かき氷で味わう米苔目を台北で実食。そのお味とは?

大家好! keiko在台灣です。台湾で様々なデザートを食べてきた私ですが、なかなか遭遇できなかったものがあります。それは「米苔目(ミータイムー)」のかき氷です。

「米苔目」とはお米でできた麺で、太さは細めのうどんくらい。短めで、れんげでもすくえます。つるんとした食感が特徴です。日本で知られている台湾の米麺といえば「ビーフン」ですが、米苔目も台湾では同じくらいポピュラーな食材のようです。

私はその昔、スープに入っているものを食べたことがありましたが、その時は普通に美味しい麺類の一種だと思っていました。その後、実はかき氷に入れて甘くして食べるバージョンもあることを知りびっくり! ぜひ食べてみたいと思っていたのです。

「お米の麺と甘いものの組み合わせってどんな味なんだろう?」と、ずっと気になっていましたが、今回、台湾の友人が連れていってくれたお店に偶然メニューがありました! 嬉しくて、早速食べてみましたよ。

ショーケースの中に置いてある米苔目。プルプルとした見た目でした。

好きな具材を選び、その上にかき氷をのせて、最後に黒糖のシロップをたっぷりかけてくれます。私はパイナップル、ハトムギ、ピーナッツを選びました。

いよいよ実食! 米苔目は氷で冷やされたからなのか、つるっと感が増し、ぷちっと切れる感じの歯触りです。黒糖のシロップともよく合います。

かき氷に入っている米苔目は、日本で食べるかき氷に乗っている白玉団子のような、そんな立ち位置に感じました。店員さんが「シロップが足りなかったら教えてね! 追加でかけますよ」と言ってくれたので、お言葉に甘えてたくさんかけてもらいました。友人のおかげで、美味しくて印象的なデザートを味わうことができました。

 

今回、この記事を書くにあたりGoogleマップで「米苔目」を検索してみたところ、台北市や、隣の新北市でも食べられる場所がたくさん見つかりました。なんと台北の有名な夜市「寧夏夜市」でも甘い米苔目が食べられるようです。次回台湾滞在時は、ぜひいろんな種類のものを食べ比べたいと考えています。

 

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