2023-04-05 政治・国際

来年の総統選、鴻海創業者が国民党指名獲得目指す/台湾

注目ポイント

鴻海(ホンハイ)精密工業の創業者、郭台銘氏が記者会見で来年1月の総統選挙に触れ、国民党候補の指名獲得を目指す考えを示した。

報道陣に向かって敬礼のポーズを取る郭台銘氏

(桃園空港中央社)先月末から米国を訪問していた鴻海(ホンハイ)精密工業の創業者、郭台銘(テリー・ゴウ)氏が5日、帰国した。桃園空港に近いホテルで開いた記者会見で来年1月の総統選挙に触れ、国民党候補の指名獲得を目指す考えを示した。

郭氏は前回2020年の総統選でも国民党から出馬することを目指したが、党内予備選で高雄市長だった韓国瑜氏に敗れ党を離れた。

国民党は今回、予備選の代わりに「徴召(強制指名)」方式で候補者を決める。選定の過程では、侯友宜(こうゆうぎ)新北市長ら各有力候補を対象とする世論調査を行う方針。郭氏は4年前に離党したことを謝罪するとともに「台湾には素晴らしいCEO(最高経営責任者)が必要だ」として支持を訴えた。

来年1月13日に投開票される総統選。与党民進党では12日、党首を兼務する頼清徳(らいせいとく)副総統を党候補に正式指名する予定。

(呉睿麒/編集:羅友辰)

 

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