2023-04-03 政治・国際

台南―仙台チャーター便初運航 黄市長が搭乗し仙台市長と面会/台湾

注目ポイント

台南空港と仙台空港を結ぶチャーター便が1日、初めて運航された。

台南―仙台チャーター便初運航 黄市長が搭乗し仙台市長と面会/台湾=台南市政府提供

(台南中央社)台南空港と仙台空港を結ぶチャーター便が1日、初めて運航された。黄偉哲(こういてつ)台南市長は、台南発の便に搭乗。台湾南部と日本の東北地方との交流がより緊密になればと期待を寄せた。

台南市と宮城県仙台市は七夕祭りでの交流が縁となり、2006年に交流促進協定を締結。チャーター便は台湾の格安航空会社(LCC)、タイガーエア台湾(台湾虎航)が運航している。

仙台に到着した黄市長は地元メディアの取材に応じ、両市は交流促進協定の締結以来、経済や文化、農産品などで交流をしてきたと紹介。新型コロナウイルスの流行下でも仙台市は台南のPRを日本で続けてくれたとし、謝意を示した。

▽黄市長、仙台市長と面会

黄市長は1日、郡和子仙台市長と面会。2011年の東日本大震災の津波で被災し、震災遺構となった「荒浜小学校」を共に訪れた。

黄市長は、東日本大震災時には台南から救助隊が派遣され、16年に台南が地震に見舞われた際には仙台市から関心が寄せられたとし、両市間の絆は深まっていると語った。

郡市長は、黄市長と対面で交流できることに喜びを示し、チャーター便の運航によって交流がより盛んになることを願った。

(張栄祥/編集:楊千慧)

 

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