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中国を訪問している台湾の馬英九前総統は1日、姉や妹らと自身の本籍地である湖南省湘潭県を訪れ、先祖の墓参りをした。

(湘潭中央社)中国を訪問している馬英九(ばえいきゅう)前総統は1日、姉や妹らと自身の本籍地である湖南省湘潭県を訪れ、先祖の墓参りをした。
馬氏が同地を訪問するのは初めて。到着時には周辺に集まった地元の人々が爆竹を鳴らすなどして来訪を歓迎した。
馬氏は墓前で目を涙で潤ませながら「生涯で初めて(中国)大陸で先祖の墓参りをし、親戚に会いに来た。とても感動している」と語り、ハンカチで涙を拭った。
また先祖に対して、2008年と12年の総統選で中華民国総統になったことを報告。積極的に両岸(台湾と中国)の平和的発展を推進し、総統在任中の08年5月から16年5月までには台湾と大陸の関係を分断後最も平和的で繁栄した状態にしたと振り返った。
同地を離れる際には地元の人から声をかけられ、馬氏が「皆さん、こんにちは」と応答する一幕もあった。
馬氏は3月31日、母親である秦厚修氏の母校、周南中学を訪問。ここでも現地の人々から歓声で迎えられ、帰り際に「皆さん、ありがとう」とあいさつした。
(呂佳蓉/編集:齊藤啓介)