2023-03-30 観光

台湾で最も忙しい縁結びの神様7人への正しい祈願の方法と婚活トータルガイド

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注目ポイント

本気で良縁を祈願したい人でも、イベント気分でお寺の神様にあいさつをしたい人でも、これは必読。今回は“経験者”の体験談を多く集めたので、一緒に神頼みをしてみよう。


(文、編集・林君玶)

旧正月の休暇期間もとっくに終わり、急いで仕事に戻ると今度は「真の伝統あるバレンタインデー」と呼ばれるランタンフェスティバルがあり、2月中旬には西洋のバレンタインデーがやってくる。私のような既婚者は独身生活の自由さに憧れるが、かつての独身時代を思い返すとバレンタインデーやクリスマスに街を歩いていて、突然「何もないところからフラッシュを当てられた」かのような虚無感を感じて、早く理想の伴侶を見つけたくなったものだ。

あなたが本気で良縁を祈願したい人でも、イベント気分でお寺の神様にあいさつをしたい人でもいいだろう。今回は「経験者」の体験談をたくさん集めたので、一緒に正しい作法で神頼みをしてみよう。

縁結びの神様・月下老人(以下、月老)といえば、縁結びやモテたい人が真っ先に思いつく。そのため縁結びで有名なお寺は、いつも大勢の人で賑わっており、お線香もたくさんたかれている。果たして月老はどれほど多忙なのだろうか?参拝Youtuberの劉芒は、月老への祈願動画の中でこう話している。

「もし神々が会社員だったら、月老は最もタバコをふかしている人だろう」

 

#01:台北 霞海城隍廟

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その名前は日本にまで届くほど、台湾で最も認知度の高い月老のひとりである。この話は、以前の「開運專題」の記事だけでなく、専門誌でも紹介されている。城隍廟は「飛行機の形式番号で参拝時間を表している」。D616とボーイング747、つまり参拝時間は朝の午前6時16分〜夜の7時47分と少し特殊である。月老が奉納されてから既に50年が経っているが、未だに多くの人は知らないことがある。実は当初、他に奉られている神々の仕事を少しでも分散させるために、縁結び部門を任された月老だったが、まさか自分が一番忙しくなってしまうとは。

城隍廟の月老はどのようにお参りするのが正しいのか?現地には案内してくれるスタッフもいるが、ここで簡単に紹介するので皆さんも是非、予習してみてほしい。

1.カウンターで金紙、線香、お供え物の喜糖、砂糖袋とコインを紅い糸と紙で包んだものを買う。

2.線香に火をつけ、天公(空)に向かって、自分の名前、旧暦の生年月日、住所を念じながらお祈りする。

3.神殿に戻り、購入したお供え物(喜糖、砂糖袋、赤い包み)を集め、供物台に置き、本殿で参拝を始める。

城隍廟の月老にお参りする時は、必ずこの3つの言葉を最初に言うことを忘れないでほしい。「城隍爺、月老、全ての神様のご加護を」。そして再度、自分の名前、生年月日、住所と願い事を言う。これは、城隍爺がこの城隍廟の主であるため、その主へのあいさつを絶対に忘れてはならないということである。詳しい参拝の流れを知りたい方は、城隍廟の公式HPもご覧いただきたい。

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