2023-03-24 政治・国際

日本の窓口機関、京都橘吹奏楽部や在日台湾団体会長らを表彰 日台友好に寄与

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日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会は23日、日台の友好関係に貢献したとして、昨年の双十国慶節(中華民国建国記念日)の祝賀式典で演奏を披露した京都橘高校吹奏楽部や在日台湾団体の連合組織「全日本台湾連合会」の趙中正会長ら1団体と4人を表彰した。

日本の窓口機関、京都橘吹奏楽部や在日台湾団体会長らを表彰 日台友好に寄与

(東京中央社)日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会は23日、日台の友好関係に貢献したとして、昨年の双十国慶節(中華民国建国記念日)の祝賀式典で演奏を披露した京都橘高校吹奏楽部や在日台湾団体の連合組織「全日本台湾連合会」の趙中正会長ら1団体と4人を表彰した。趙氏は取材に対し、蔡英文(さいえいぶん)総統の訪日を望む考えを示した。

表彰式が東京・六本木の同協会東京本部で開かれ、谷崎泰明理事長が表彰状を手渡した。同協会は2018年から、同協会の活動に協力し、特に顕著な貢献や善行を行った個人や団体を表彰している。

今年度は同吹奏楽部や趙氏の他、電子部品大手TDKの台湾現地法人、台湾東電化の松尾直元董事長(会長)、在日台湾人団体「日本中華聯合総会」の詹徳薫名誉会長、日台の青少年交流を促進する「日華青少年交流協会」の相澤邦彦専務理事が表彰を受けた。

表彰式終了後に取材に応じた趙氏は、岸田文雄首相がウクライナを電撃訪問してゼレンスキー大統領と首脳会談を行い、両首脳が共同声明で台湾海峡の平和と安定の重要性を強調したことを念頭に、日本が自由や民主主義、人権などの価値観において台湾と同じ立場にあることが全世界に示されたと指摘。29日に中米歴訪に出発する蔡総統が復路で日本に立ち寄ることを願った。

(楊明珠/編集:名切千絵)

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