2023-03-22 政治・国際

台湾高鉄 日本製新型車両12編成を約1241億円で購入へ

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台湾高速鉄路(高鉄)は15日、今後導入予定の新型車両について、同日に開かれた取締役会で日立と東芝の連合体に発注することを決めたと発表した。

台湾高鉄の700T型電車

(台北中央社)台湾高速鉄路(高鉄)は15日、今後導入予定の新型車両について、同日に開かれた取締役会で日立と東芝の連合体に発注することを決めたと発表した。12編成を1240億9100万円で購入する予定だとした上で「台湾高鉄にはより多くの輸送力をもたらし、乗客にはさらに良質な輸送サービスを提供する」としている。

高鉄は週末や連休などの利用状況や将来の需要、車両の整備と運用などを踏まえ、2019年から新型車両の購入計画を進めていたが、日本メーカーを対象に行われた2度の入札では、日本側から提出された書類が高鉄の要求を満たしていなかった他、提示価格が割高などの理由でいずれも中止になっていた。

高鉄は報道資料を通じ、昨年3月に始められた3回目の入札について、高速鉄道車両の開発経験があるメーカーなどに参加を求めて実施したと説明。発注先については、安全性や技術、運用、価格を含む財務面などでの審査や複数回にわたる話し合いを経て、取締役会で決まったと明かした。

(編集:齊藤啓介)


 

 

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