注目ポイント
台北市の東北部に位置する「内湖」は、区民の憩いの場「大湖公園」やいちご狩りができる畑があります。またトレッキングコースとして碧山巌、円覚寺、白石湖吊り橋があり、地元民に愛されるスポットが散在しています。今回はその中でもインスタ映えする「龍船岩」へ行ってみましょう。
台北市内から一時間で行ける「タイパのよい絶景スポット」
この1~2週間、寒さも和らぎ春うららとなってきました。しかもこの日はWBCの中継放送もないので、筆者はえいやっと陽光の下に出かけることにしました。
台北市立木柵動物園と南港展覧館を結ぶMRT文湖線の「MRT内湖駅」で下車、一時間に2~3本出ている小2路線バスに乗り換えて揺られること約15分、終点「石崁(スーカン)」に着きます。市内から小一時間で行ける近場の観光地です。このバス停から道しるべに沿って歩くと白石湖吊り橋や開眼山、内湖碧山巌展望台へ行けます。
私が向かったのはバス停から徒歩10分くらいの「龍船岩」です。海抜約300メートルにある龍船岩は、長さ10m以上もある石英砂岩でできており、「内湖八景」の一つに数えられています。

この岩に登って色々なアングルとポーズで写真を撮りました。ウケを狙ったキャプションをわざわざ入れなくても、インスタ映えしそうなそれなりの写真が撮れます。


近くには遊べるところがたくさん
足を伸ばして白石湖吊り橋へ行くと、春は桜、6月はユリの花が楽しめます。円覚寺には小さな滝があって、トレッキングでかいた汗を乾かす一服の清涼剤になるはずです。ただし、この観光エリアは、龍船岩を始めけっこう岩がゴロゴロしていてワイルドな道が多く、特に雨上がりは注意が必要です。


ちょうどこの時期はイチゴのシーズンで、散策コースのあちこちでいちご狩りの看板を目にすることができます。ちなみにイチゴは中国語で「草苺」ですから、看板の漢字を見ればすぐわかると思います。台湾のイチゴもけっこうワイルドで、大きさの不ぞろいのものやまだ酸っぱいものもありますが、イチゴ本来の甘酸っぱい香りと味がして春の訪れが感じられます。
「内湖八景」とは言え、知らない台湾人もけっこういる発展途上の観光スポットですが、絶景と美しい花と芳醇なイチゴの香りが楽しめ、しかもインスタ映えすること間違いなし。有名スポットになって観光客がどっと繰り出す前に、一度龍船岩へ行ってみましょう。但し、くれぐれも革靴やサンダルやハイヒールで行かないように。



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