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2021年4月に開業した台中MRT(台中捷運)。台湾中部で初めての都市交通システムは開業から丸2年が経ちますが、コロナ禍でまだ利用したことがないという人も多いのでは? 駅や車内の雰囲気はどんな感じなのか、先日3年ぶりに台湾を訪れたkeiko在台灣さんのレポートです。
大家好! keiko在台灣です。2023年2月に台湾旅行に行ってきました。3年ぶりの台湾、私が台湾に行っていなかった期間に完成した商業施設や交通機関もあります。今回の旅では台中に行く機会があったので、台中MRT(台中捷運)に乗ってきました!
2021年4月25日に正式開業した台中MRT。台湾中部で初めての都市交通システムです。高鉄台中駅(高鐵臺中站)から北屯總站までつながる路線は、全18駅。台中の街中に直接アクセスできるようになっています。

徒歩または電車が主な移動手段の私には、とてもうれしいMRTの開通。個人的に一番便利だと感じたのは「台中国立歌劇院(オペラハウス)」にもMRTで行けるようになったこと! 著名な世界的建築家、伊東豊雄氏設計のオペラハウスです(残念ながら、今回は時間が足らず行けませんでしたが…泣)。台中での行動範囲がぐっと広がりそうですね。
今回は、文心森林公園站から高鐵臺中站まで乗った台中MRTの様子を紹介します。

台中MRTの駅前。テーマカラーはグリーンのようです。柱には可愛らしいイラストも施されています。

乗車チケットの買い方は、台北MRTと同じ。私は悠遊卡をチャージして使いました。路線図に台湾鉄道のマークと台湾新幹線の駅のマークがあるのも、行きたい駅の目安になってわかりやすいです。

改札口は広々していて明るい雰囲気。改札ゲートには「無料のお子さんは前を歩いてください」と注意書きがあります。

ホームにはアニメキャラクター風のイラストが。「ホームは夜間も監視カメラで確認しているので、安心してくださいね」という呼びかけのポスターでした。

車内の椅子はグリーン。博愛座(優先席)はピンク。桜のような色合わせで可愛いですね! 写真は誰も乗っていないタイミングで撮影しましたが、私が乗っていた平日午後、座席は8割ほど埋まっていました。乗り降りも頻繁にされていて、すでに市民にとって欠かせない交通機関となっているようです。

高鐵臺中站に到着! 連絡通路には、MRTを模した扉が並んでいます。今回はこのまま新幹線に乗り換えて台北へ。MRTから新幹線への乗り換えも楽々できました。
MRTが開業したことで、よりたくさんの場所に移動しやすくなった台中。観光客にとってアクセスが不便だった観光名所や、有名な逢甲夜市にも気軽に行けそうです。次回の台湾渡航の際は、改めて台中旅行の計画を立てたいと思います!