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作家の宮部みゆきさんが手掛けた同名のミステリー小説を台湾を舞台にドラマ化した「模倣犯」が今月末、動画配信サービス「ネットフリックス」で全世界に向けて配信される。

(台北中央社)作家の宮部みゆきさんが手掛けた同名のミステリー小説を台湾を舞台にドラマ化した「模倣犯」が今月末、動画配信サービス「ネットフリックス」で全世界に向けて配信される。第1話を鑑賞した宮部さんは「とにかく早く先が見たい」と語り、「すごくスリリングなドラマにしていただいた」と太鼓判を押した。
劇場型犯罪を描いた日本の長編小説を90年代の台北に舞台を移し、3年かけてドラマ化。主演を務めるのは、数々の受賞歴を持つウー・カンレン(呉慷仁)。台湾で初めて起きた連続殺人事件の真相を追う検事役で、マスコミを利用するのに長けた犯人に翻弄(ほんろう)される。

ネットフリックスは18日、カンレンが日本を訪れ、宮部さんと対談する様子を収めた動画を公開した。宮部さんは台湾でのドラマ製作を打診された際、20年以上前の作品を現代によみがえらせることに「期待が半分、心配が半分だった」と吐露しつつ、第1話を見たら「不安は全部吹っ飛んだ」と笑顔を見せた。
カンレンは、自身が演じる検事は原作には登場しない人物であることに言及。原作の小説を全10話のドラマにする上で、全ての登場人物をつなげるための鍵となる人物が必要だったと説明した。役作りのために実際に検事に会ったとも話し、共感の気持ちをいかに表現するかが最も難しかったと振り返った。
同作はネットフリックスで今月31日に配信される。
(王心妤/編集:楊千慧)
影片來源:Netflix Japan