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台湾の蔡英文総統は11日、東日本大震災から12年がたったことを受け、日本語でツイッターを更新した。

(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は11日、東日本大震災から12年がたったことを受け、日本語でツイッターを更新した。震災以降も台湾と日本が助け合っていることに触れ「台湾はこれからも、Taiwan can help(台湾は手助けできる)の精神で、海外の人たちの助けになりたいと願っています」とメッセージをつづっている。
蔡氏は「東日本大震災から12年がたちましたが、国境を超えて助け合うという善の循環が止まることはありませんでした」と強調。「あれからも台湾と日本は助け合い、数々の困難を乗り越えてきました」と振り返った。「台日友好」のハッシュタグも添えられている。
また陳建仁(ちんけんじん)行政院長(首相)もフェイスブックを更新。震災時に台湾の救助隊はできる限りの速さで日本へ救助に赴き、国民も支援の手を差し伸べたと指摘。新型コロナウイルスの感染が深刻化した際には、日本は台湾に対してワクチンを供与したことに言及し、台日は「まさかの時の友こそ真の友」だと語った。
日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会もフェイスブックに「私たちは台湾の皆さんが震災直後から有形無形の支援を寄せたことを思い出さずにはいられません」、「お互い同士を思い合う関係は私たちの本当の宝物です」とする同協会台北事務所の泉裕泰代表(大使に相当)のメッセージを掲載した。
(頼于榛/編集:齊藤啓介)