2023-03-11 台湾

翁嘉義県長、日本でトップセールス 県産パイナップルを売り込み/台湾

注目ポイント

南部・嘉義県産パイナップルの展示・販売イベントが8日、山口県内のスーパーマーケットで行われ、翁章梁(おうしょうりょう)嘉義県長が自ら県産金鑚パイナップルの試食品を配布するなどしてトップセールスを展開した。

山口県内のスーパーに並ぶ嘉義県産パイナップル(県政府提供)

(東京中央社)南部・嘉義県産パイナップルの展示・販売イベントが8日、山口県内のスーパーマーケットで行われ、翁章梁(おうしょうりょう)嘉義県長が自ら県産金鑚パイナップルの試食品を配布するなどしてトップセールスを展開した。嘉義県政府によれば、5月末までに300トンを日本に輸出する見通し。

県政府が同日発表した報道資料によれば、県産パイナップルは今後、山口県を中心に食品スーパー「アルク」や「マルキュウ」などを展開する「丸久」が運営する全90店舗で販売される。毎週少なくとも15.6トンを日本に輸出する。

一口大にカットされた嘉義県産パイナップルを買い物客に配る翁章梁嘉義県長(県政府提供)

一口大にカットされた嘉義県産パイナップルを買い物客に配る翁章梁嘉義県長(県政府提供)

翁県長は「県産パイナップルを安倍晋三元首相のふるさとに紹介できた」として喜びを語るとともに、台日の友好関係は農家が生産した農産物を土台に築かれていると言及。最高の農産物を分かち合えるのは得難いことだと述べた。

丸久の田中康男社長は台湾産パイナップルについて、果肉が滑らかで甘く、芯まで食べられると太鼓判を押し、日本の消費者にぜひ試してほしいとアピールした。

翁県長は9日、千葉県で開かれた台日企業間の果物輸出に関する協力覚書の調印式にも立ち会った。今後、台湾で生産された冷凍パイナップルやバンレイシ(釈迦頭)が日本に、千葉県産のナシとモモが台湾にそれぞれ輸出される。

(楊明珠/編集:荘麗玲)

 

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