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台湾で対中政策を担う大陸委員会の詹志宏(せんしこう)副主任委員(副大臣に相当)は9日、定例記者会見で中国との直行便について、現在運航が認められていない深圳など10都市との定期便を10日から再開すると発表した。

(台北中央社)台湾で対中政策を担う大陸委員会の詹志宏(せんしこう)副主任委員(副大臣に相当)は9日、定例記者会見で中国との直行便について、現在運航が認められていない深圳など10都市との定期便を10日から再開すると発表した。
新型コロナウイルスの影響により、台湾と中国を結ぶ直行便の運航は現在、上海や北京、成都、アモイを発着する路線に限られている。新たに定期直行便が認められる都市は、深圳、広州、南京、重慶、杭州、福州、青島、武漢、寧波、鄭州。
詹氏はリスクコントロールや航空会社の輸送力などを踏まえた上で、ビジネス交流の輸送を優先し、台湾企業が密集している場所などを原則としたと説明した。また瀋陽、無錫、海口、長沙、西安、済南、合肥、南昌、天津、温州、大連、桂林、徐州はチャーター便運航の申請ができると指摘。詳細は交通部(交通省)が公表するとした。
また両岸(台湾と中国)の健全で秩序ある交流が、新型コロナ収束につれて順次推進されることに期待すると強調。今後就航地を増やすかについては、さらなる検討が必要だと述べた。
(李雅雯/編集:齊藤啓介)