注目ポイント
間もなく始まるワールドベースボールクラシック(WBC)。第一回大会、第二回大会で2連覇をした侍ジャパンだが、2013年に台湾と名勝負をしたことも記憶に新しい。今回の予選では台湾チームと侍ジャパンはちがう組に分けられているので、場合のよってはマイアミで行われる決勝戦で当たることも組み合わせ上あり得る。台湾チームの振り分けられているPool Aの予選は、台中のインターコンチネンタル球場(台中洲際棒球場)で、東京予選より一日早い今週水曜日から始まる。
世界20か国が参加、間もなく2週間の死闘が始まる
今回で5回目となるワールドベースボールクラシック(WBC)、5チームずつ4つの組に分かれ、3月8日から21日までの2週間、世界の強豪20チームが世界一を目指して台湾、日本、アメリカ(2か所)で熱い戦いが繰り広げられる。Pool Aには台湾を始め、オランダ、キューバ、イタリア、パナマの五か国が総当たり戦をする。ちなみに日本はPool Bである。台湾代表チームが出場する試合日時と対戦カードは以下の通り。
8日(水)19:00(日本時間20:00)パナマvs台湾
10日(金)19:00(日本時間20:00)イタリアvs台湾
11日(土)19:00(日本時間20:00)オランダvs台湾
12日(日)12:00(日本時間13:00)台湾vsキューバ
日本vs台湾の決勝戦、ありえない話じゃない?
筆者は台湾に住む日本人、普段の国際試合では台湾を応援するが、こと日本戦となると話は別。でも、せっかくなので日本と台湾が準決勝か決勝で当たってほしいと常日頃から思っている。そこで第5回WBCで、日本と台湾が決勝戦で当たる可能性を探ってみた。
各チーム総当たり戦の結果、各Poolの一位と二位が準々決勝に進出するわけだが、日本(Pool B)と台湾(Pool A)が東京ドームで3月15日に行われる準々決勝で潰しあいをしないようにするには、日台とも同じ順位で予選を通過しなければならない。日本がPool B一位なら台湾もPool A一位通過、日本が二位なら台湾も二位、という具合になって、そこでそれぞれが勝利すれば3月19日にマイアミで行われる準決勝に日本、台湾両国とも進める。
A1位 vs B2位…Q1
A2位 vs B1位…Q2
マイアミの準決勝ではQ1の勝者とQ2の勝者は直接当たらない。
Q1勝者 vs Q3勝者
Q2勝者 vs Q4勝者
つまり、米国で行われる準々決勝を勝ち抜いた2チーム(Q3、Q4)との準決勝に勝ったら3月21日に世界一をかけて決勝を戦うわけだから、一つに日本、もう一つに台湾が勝ち残れば日本対台湾の決勝戦も夢ではないということになる。
WBC予選2013…魂のベストゲーム
野球の日本—台湾戦と言えば、今からちょうど10年前の3月8日に東京ドームで行われた激闘を思い出すのではなかろうか。この試合は日本のチームが戦った国際試合の中でも名勝負ベスト3に入ると言われている。
WBCアジア予選の日台戦、8回まで台湾が3-2でリード、しかし9回表に同点に追いつかれ10回に日本に逆点され、惜しくも予選通過を逃した。これだけでも日台球史に残る名勝負だが、試合後の台湾チームの一つの行動が球場を埋めた何万人もの日本人の胸を熱くした。台湾選手全員がマウンドに集まって、外に向いて円陣を組み、観客席に向かって深々と頭を下げたのだ。