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昨年7月に死去した安倍晋三元首相のベストショットや秘蔵写真を展示する写真展が27日から台北市内で開かれる。

(台北中央社)昨年7月に死去した安倍晋三元首相のベストショットや秘蔵写真を展示する写真展が27日から台北市内で開かれる。昨年11月に東京で開かれた写真展を基にして実施するもので、台北では妻の昭恵さんが提供した30点余りのプライベート写真を初展示する。台湾との交流の姿を写した写真も含まれるという。生前の安倍氏の台湾に対する深い友情を垣間見ることができる。
展示されるのは、産経新聞のカメラマン19人が撮影した写真の中からえりすぐった100点余りや、安倍元首相の側近だった自民党の萩生田光一政調会長が官房副長官時代に首相の外遊に同行した際、同行カメラマンが入れない場所で撮った写真など。東京展の全ての写真が台北で展示される。
写真展は安倍晋三記念写真展実行委員会と民間シンクタンク「国策研究院」が主催。産経新聞「正論」や民間防衛教育の普及を図る民間組織「黒熊学院」、市民団体「台湾安倍晋三友の会」が協力する。
主催者によれば、写真展の収益は経費を除き、日台交流などの公益事業に寄付するという。
主催者は「貴重な写真を通じて一緒に安倍氏をしのんでほしい」と来場を呼び掛けた。
張栄発国家会議センターで27日から来月10日まで。
(黄雅詩/編集:名切千絵)